豊玉姫

開院以来、毎日色んな方に助産院にお越しいただいて、大変感謝しています。

この建物が完成して保健所の使用許可が下りたら、まずは開業して、それからゆっくりと中味を整えよう・・・と呑気に構えていたのですが、予想を反して忙しく過ごしており、嬉しい悲鳴です。

それだけ「助産院」「自然分娩」というのが世の中から注目されていて、関心をお持ちの方がたくさんいらっしゃるのだろう、と思っているところです。

今日は朝来客がありましたが、その後の予定はありませんので、一日助産院でデスクワークをする予定です。こんなにゆっくりしているのは開院以来初めてのことです。

 

今日アップした写真は、待合室に鎮座している『豊玉姫像』です。

豊玉姫は古事記に出て来る女神、安産の象徴です。

助産院を計画している時、何か安産の象徴になるものはないか・・・と色々と考えた末、私達は日本人なので和風の豊玉姫がよいかな~と思って決めました。

そこで、今から1年半前に彫刻をされる方に頼んで、うちの助産院のために彫っていただきました。プロの方ではなくて趣味でされる方です。とてもお上手で、皆さん驚かれます。

その上「江藤さんが何年も前からずっと助産院をやりたいって言ってるから、私は応援したいから彫ったのだから」と、プレゼントしていただきました。

開院の日、11月4日の朝一番に届けてくださって、助産院第一号のお客さんがこの『豊玉姫像』になったのです。

 

皆さん、この豊玉姫を見られて「温かい」「ほっとする」と言って下さってとても嬉しく思っています。

私の気持ちが、そして作者の方の気持ちが込められた『豊玉姫像』です。