新米パパ

今このブログを書いているのは11月24日(木)1:40。

昨日18時~今日の朝の8時半までがかしだ産婦人科での産直です。

先ほどかしだでのお産が終わって家に帰って、ご飯を食べてお風呂に入って、パソコンを開いて趣味でやってるブログを書いたりフェイスブックの書き込みをしていると、こんな時間になりました。

 

お産が終わったら、先生の診察があったり、私達助産師は胎盤を計測したり、機器を片づけたりしますが、そのお産の記録をまとめて母子手帳に書き込んだり、出生届を書いたりするのも助産師の大切なお仕事で、それらがすべて終わったら「お産が終わった」と言えます。

昨日も無事お産が終わった後、看護室で記録をしていてふっと横を見ると、先ほど生まれたばかりの赤ちゃんを大切そうに抱っこした男性が立っておられました。そう、先ほどのお産でパパになったばかりの「新米パパ」です。

「可愛いじゃろ~」と聞くと「うん、すっごい可愛い!」「普通父親が抱いたら赤ちゃんは泣くって聞くけど、俺が抱いても泣かんのよ」ととても嬉しそうです。

「家族が増えてよかったね。パパ、しっかり働いてその子を育てんにゃね」と言うと「うん、頑張るよ!」と頼もしい答えが返ってきました。

 

長い人生の中の、長い子育てです。いいことばかりではありません。でも、そのスタートともいえる「命の誕生」のシーンというのは、いつの時も感動に満ち溢れています。

いいことばかりではないけれど、だからこそこの瞬間を大切に、思いっきり感動を味わってほししと私は思います。

「江藤さん、ありがとう」とお礼を言われたので「お礼は頑張って産んでくれた奥さんに言ってあげてね」と言いました。

たくさんの感動に立ち会えるこの仕事に、私はとても満足しています。